カトリック信者の心得
朝、目ざめた時、まず十字架のしるしをして、一日を神にささげ、なるべく早く朝の祈りを唱える。そして、その日一日を神と共に過ごす決心をする。
日中、大事な仕事や食事の際にはいつも祈り、また生活全体に祈りの気持ちが生かされるようにつとめる。
夜、その日に受けた恵みを神に感謝し、出来るだけ家族そろって夕の祈りを唱える。良心を糾明し、回心を新たにする。床につく時、神のご保護を願い、すべてを神に委ねて、やすらかな心で眠る。
自らの本分にしたがい、良心的に、勤勉に、労働または学業に励む。
愛と親切な心をもって他人に接し、その救いのために協力を惜しまず、よい模範となるように心がける。
つつしみを忘れず、罪の機会をさけ、誘惑にあったときには、神の助けを願って、これに打ち勝つようにつとめる。
忍耐と犠牲の心を養い、苦しみや災難に対し、キリストの受難と栄光を思い、それを乗り越える力を神に願う。
日常、聖書に親しみ、また信仰に関する書物を読み、キリスト信者としての教養を深め、徳を身につける。
神の民であるキリスト信者同士の交際に、できるだけ参加し、信徒使徒職活動を、少なくとも祈りと理解で後援し、おのおの可能な限り実際の活動に参加、協力する。
所属する教会の発展、維持のために強い関心をいだき、ことに経済的に援助を分に応じて果たすよう心がける。